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カテゴリーアーカイブ: 使ってみたい季語

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季語散策40 陽炎

大呂俳句会 投稿日:2014年2月26日 作成者: dvx223272014年2月26日

kagerou

*
野馬、糸遊、遊糸、陽炎燃ゆ、陽焔、かげろひ、かぎろひ
【解説】
春、大地からたちのぼるゆらゆらとした蒸気である。風景やものが揺れているように見える。
【分類】
三春・天文

——-
枯芝やややかげろふの一二寸  芭蕉
 春先のあるかなしかの陽炎。

ちらちらと陽炎立ちぬ猫の塚  夏目漱石
 猫の魂のような陽炎。

汽車道に陽炎たちてゐたりけり  鈴木花蓑
 鉄道線路に立った陽炎、「汽車道」という言葉がめずらしい。

陽炎や蝶のいきする石の上  寺田寅彦
 蝶の息が幻想的。

掛けられて陽炎となる蓑一つ  長谷川櫂
 京都嵯峨野落柿舎の入口にかけられた蓑。

季語散策39 蕗の薹

大呂俳句会 投稿日:2014年2月20日 作成者: dvx223272023年2月22日

hukinotou
*
蕗の芽、蕗の花
【解説】
早春、葉より先に花茎が芽を出す。これが蕗の薹である。蕾を採取し、天ぷらや煮物・味噌汁・ふき味噌などにして食べる。ほろ苦さが味わいである。
【分類】
初春・植物

——-

山陰やいつから長き蕗の薹 凡兆
 蕗の薹の「薹」が立ってしまった。蕗の薹の綿毛が風に飛ばされる。

ほろ苦き恋の味なり蕗の薹 杉田久女
 そういわれてみれば、そんな気がしないでもない。

水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹 木下夕爾
 水車の傍らに咲く蕗の薹、「ひかりやまずよ」がきらびやか。

けふ二つ雪にたまはるふきのたう  武澤好美
 こちらはたった二つ。雪の下の蕗の薹は苦味が少ない。

季語散策38 春光

大呂俳句会 投稿日:2014年2月14日 作成者: dvx223272014年2月14日

syunkou

*
春の色、春色、春望、春の匂、春景色、春景、春の光
【関連季語】
春日
【解説】
春の日の光をいう。冬を経てきただけに開放感のある光である。
【分類】
三春・天文

——-

門を出る人春光の包み去る  高浜虚子  
 春の光が人間をさらう。

春もやや光のよどむ宙のさま  飯田蛇笏
 同じ春の季語「春塵、杉の花粉」などを感じさせる春光である。

春光のもつともしるく竹の青  星野立子  
 「著く(しるく)」はきわだっているということ。美しい竹林。

礫像の全身春の光あり  阿波野青畝  
 キリストのはりつけ像、こちらは教会の高窓からさす春光。

春光や硯の海に墨の虹  渡辺文雄
 「硯の海」は硯の水をためるところ。浮かんだ虹が美しい。

季語散策37 浅春

大呂俳句会 投稿日:2014年2月7日 作成者: dvx223272014年2月7日

sensyun
*
浅き春、春淡し、浅春
【解説】
立春をすぎて間もないころをいう。まだ寒い日が多く、冴え返るのもこのころのことである。
【分類】
初春・時候

【例句】

病牀の匂ひ袋や浅き春 正岡子規
 病人臭を紛らすための匂い袋だろうか。

浅春の火鉢集めし一間かな 前田普羅
 冷たい火鉢ばかり。寺の一間だろうか。

春浅し空また月をそだてそめ 久保田万太郎
 新月から二三日目くらいの月か。

春浅き海へおとすや風呂の水 飴山實
 風呂の残り湯が湯気を立てて海へ走る。

春浅き白飯に湯をそそぐなり 本宮鉄太郎
 冷や飯に熱湯を注いでいる。

季語散策36 氷柱

大呂俳句会 投稿日:2014年1月28日 作成者: dvx223272014年1月28日

turara

軒や崖、木の枝などから垂れ下がる氷のこと、水のしずくが凍ってできる。

——-

井のもとの草葉に重き氷柱かな  鬼貫
 井戸端の草に垂れ下がった氷柱、いずれは人に踏まれてしまう。

人の世の往き来映れる氷柱かな  柏翠
 道を行く人たちの姿を映す氷柱。氷柱のこちら側は人の世から遠ざかっているのか。

大氷柱北斗の星と響きあふ  山本しほ
 音のない響きであろうか。「響きあふ」といっていながら深閑としている。

切ッ先に月光を溜め氷柱かな  西村和子
 美しい宝石のような氷柱。

風神の折つてゆきたる氷柱かな  岩井善子
 想像力を遊ばせた一句。

季語散策35 雪女

大呂俳句会 投稿日:2014年1月19日 作成者: dvx223272014年1月19日

yukionna

雪の夜にあらわれる美しい伝説の女のこと、人を惑わし、ときには人を凍死させたりする。一般には「天文」の季語に分類されるが「生活」に分類されてもいいのかもしれない。

——-

岬へのみちはいつぽん雪女郎 草間時彦
 海からの風に雪が舞うさびしい道、雪女の姿がふっと消える。

道ゆづりしは雪女かも知れず 鷹羽狩行
 今すれ違ったばかりなのに、振り返っても闇があるばかり。

笄は白骨作り雪女 鈴木真砂女
 人骨で作った美しい笄(こうがい)。

御僧とすこしはなれて雪女 山本洋子
 寒念仏の僧につき行く雪女。

黒髪を敷いて眠るか雪女 小寺敬子
 雪の上に敷く長い黒髪。

大呂吟行会 長岡市の左義長

大呂俳句会 投稿日:2014年1月14日 作成者: dvx223272014年1月14日

donndo
本来なら小正月に行われるどんと焼。今は、日曜日と成人の日の連休辺りに行われることが多いようです。長岡市の関原では高さ18メートルの塞の神が作られると聞き大呂のメンバーと吟行に行きました。
長岡市は新潟から、高速で1時間弱。新潟市では積雪がないものの、長岡に近くなるにつれ、屋根の雪がだんだんに増えていきます。高速のインターを降りるとさすがに雪の量が違います。同じ新潟県でもこんなに違うものかと思うほど。温度も新潟市より2,3度は低いようです。
 広場につくと青竹の骨組みにクレーン車で、稲藁をまきつけているところです。天辺の竹は風で大きくしない笹の葉がゆれています。近くでは振る舞いの餅が搗かれ甘酒も用意されています。おかげ様で餅つきも見学できました。 
細い篠竹にスルメを吊るしたものを手に沢山の人が集まっています。3時の点火を待っていると、なんと雨。暖かいので雪にならず雨になってしまいましたが、雪の季節に降る雨は、都会の人が想像する以上に冷たく人垣の中傘をさしての見物となってしまいました。
点火されると稲藁の間から煙がわき上がり、すぐ勢いのある炎と変わります。
大きな藁くずが煙と一緒に空に舞い上がり、青竹の爆ぜる音が続きます。人垣を掻き分けカメラと傘を持っての大変な吟行ですが、後に思い返すとこの大変さが、味のある思い出になったりするものです。18メートルもあった塞の神は、20分ほどで崩れ何本かの竹が炎の中に見えていました。
どんどの火が熾きになる頃を見はからって、いっせいにスルメがあぶられます。このスルメを食べると1年中風邪をひかずに過ごせるということです。(りつ)

【吟行句】
まん中に笹高々とどんとかな
火となりて幣舞ひ上がるどんとかな
誰彼と言わずどんどのお神酒つぐ
嫁が来ぬ嫁が来ぬとてどんと焼き
篠竹にするめを吊るすどんどかな
雨風の吹き荒れてゐるどんどかな
どんど焼き闇の欅を美しく

季語散策35 湯豆腐

大呂俳句会 投稿日:2014年1月13日 作成者: dvx223272014年1月13日

yudouhu

昆布のだし汁で、食べやすく切った豆腐を煮立てるもの。だし醤油やポン酢につけ、鰹節、唐辛子、葱などの薬味を添えて食べる。

——-

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり  久保田万太郎
 人生の灯が少しづつ細くなって、いままさに消えかからんとしている。ひとりぽつねんと湯豆腐をいただいている。寂しい湯豆腐である

湯豆腐や木と紙の家に住みてこそ  瀧 春一
 隙間風も風情の一つ。

湯豆腐や男の歎ききくことも  鈴木真砂女
 「男の歎ききくことも」小料理屋の女将の仕事のひとつ。

湯豆腐や貧乏ゆすりやめたまへ  大木あまり
 もっとゆったりと構えなさいということ、湯豆腐はそうした食べ物。

湯豆腐やひととせぶりの水の味  長谷川櫂
 水が命の湯豆腐ということか。

季語散策34 冬籠 

大呂俳句会 投稿日:2013年12月29日 作成者: dvx223272013年12月29日

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冬の季語は、雪に関わるものが多いが、「冬籠」もまた雪にかかわる季語であろう。雪に閉ざされた家に籠る、これがこの季語の本意である。

——-

冬籠りまたよりそはん此の柱  芭蕉
 古き太き柱にもたれて冬籠

とうふ屋と酒屋の間を冬籠  一茶
 酒が冬籠のなによりのなぐさめか。

冬ごもり眠れる龍のかたはらに  長谷川櫂
 春のなれば天に昇る龍。眠れる龍を起さぬように静かな冬籠。

菜つ葉汁ぬくめなほして冬ごもる  山本しほ
 質素な冬籠。

鼠にもやがてなじまん冬籠  其角
 鼠も冬籠の友。

ねずみ捕り仕掛けてここに冬ごもり  岩井善子
 こちらの鼠はかたき。

季語散策33 冬至 

大呂俳句会 投稿日:2013年12月22日 作成者: dvx223272013年12月22日

yuzu
 二十四節の一つで十二月二十二日頃から小寒までの約十五日間が冬至である。冬至の最初の日は一年中で昼が最も短く、夜が長い。無病息災を祈って柚子風呂に入ったり、粥や南瓜を食したりする。 

——-

仏壇の菓子うつくしき冬至かな  正岡子規

地の下に雷を感ずる冬至かな  松瀬青々

柚子風呂に妻をりて音小止みなし 飴山實

柚子湯よりそのまま父の懐ヘ  長谷川櫂

山ありて家あるところ柚子湯かな  長谷川櫂

ぷかぷかとかき分けて入る柚子湯かな  山本しほ

一年のかくも短き柚子湯かな  岩井善子

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