大呂39号ができました
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【俳句作品抜粋】
冬囲終へて日和の続きたる 佐藤強
ゲルニカの女の涙文化の日 伊藤イサオ
モジリアニの女に冬帽被せたし 河野凡士
掃き寄せし落葉の山にまた落葉 吉野新太郎
工房の達磨真つ白冬うらら 根岸文夫
別々の夜長と思ふ夫とゐて 三浦しのぶ
落ちまいとしがみついてゐる熟柿 子田参月
只見線一駅ごとの小春かな 若林れい子
木枯へ首を伸ばしてゐたる亀 杉本雄一
切株を丸ごとくべる焚火かな 星野睦子
今生の枯野の出口見つからず 村上いと子
初雪の匂ひを夫持ち帰る 大給松の
その胸に里山を抱き日向ぼこ 田村文孝
冬支度せぬまま冬の来たりけり 藤田マサ女
あれこれと日に干すことも冬支度 米元ひとみ