大呂44号ができました
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【俳句作品抜粋】
除雪車が大地を揺らす夜明かな 若林れい子
かたはらに猫を寝かせて月あかり 大給松の
玄関を出れば旅人冬帽子 赤林有子
春潮を汲むや隆起の揚浜に 河野凡士
大雪や生きる証のゴミ一つ 佐藤 強
わが喉に葱巻きし母懐かしき 佐藤浩章
地虫出で地軸の軋む音すなり 吉野新太郎
古暦書き残したる夢一つ 浅見弓楽
煤逃の夫ふと帰り来るやうな 村上いと子
ボサノバを口ずさむ妻春を待つ 杉本雄一
のどやかに砂浴びてゐる雀かな 星野睦子
言ひかけて言葉飲み込み春炬燵 子田参月
もう無理と嘆きながらも雪を掻く 今井律子
駐在は話好きなり日脚伸ぶ 田村節子
石鑿の刃先に光る春日かな 成田帆里
暖かや両手で履かす介護靴 北原八重子
薄紙の中より雛の息づかひ 根岸文夫
着ぶくれて塩せんべいを買うてゐる 鈴木秀雄
老いてこそ派手が大事や更衣 森本哲雄
