大呂45号ができました
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【俳句作品抜粋】
鞦韆の錆びや昭和を軋ませて 安部礼子
母の日や古りし針箱身ほとりに 伊藤イサオ
峡谷にトロッコ響く青葉かな 岡野房子
お下がりの姉の教科書昭和の日 岡﨑政代
風死して道頓堀のネオンかな 河野凡士
食卓が勉強机一年生 吉野新太郎
万緑に埋もれ水力発電所 久田草木
国道の真中堂々鳥交る 今井律子
焼酎や無頼気取りて無精髭 佐藤 強
落日のひときはでかき椿かな 佐藤浩章
さざ波にゆらりゆらりと余り苗 三浦しのぶ
さざ波に光あまねし仏生会 子田参月
振り返るたんぽぽに声かけられて 若林れい子
下請の工場明るき夜長かな 森本哲雄
万葉の色にじませて草の餅 杉本雄一
春泥や一人暮らしを灯しては 成田帆里
白南風や牛車に乗つて島めぐり 星野睦子
野仏に菅笠をかけ梅雨に入る 西田順紀
のどけしや句帳のすみのレシピメモ 赤林有子
雨蛙葉に揺られつつ夢の中 浅見弓楽
芳しや灰を払うて草の餅 村上いと子
からの魚籠振り振り帰る夕焼けかな 中村光枝
目が合うて生きた虎魚とにらめつこ 田村節子
万緑を分ける鉄橋只見線 田村文孝
郭公や山賊むすび頬張りて 米元ひとみ
夏暁や生きる証のごみ一つ 北原八重子
目瞑りて芽吹きの音に耳澄ます 堀田一枝
ひび割れし荒地を叩く夕立かな 柳 和枝
味噌蔵のもろみつぶやく寒灯下 鈴木一彦
