季語散策38 春光

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春の色、春色、春望、春の匂、春景色、春景、春の光
【関連季語】
春日
【解説】
春の日の光をいう。冬を経てきただけに開放感のある光である。
【分類】
三春・天文
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門を出る人春光の包み去る 高浜虚子
春の光が人間をさらう。
春もやや光のよどむ宙のさま 飯田蛇笏
同じ春の季語「春塵、杉の花粉」などを感じさせる春光である。
春光のもつともしるく竹の青 星野立子
「著く(しるく)」はきわだっているということ。美しい竹林。
礫像の全身春の光あり 阿波野青畝
キリストのはりつけ像、こちらは教会の高窓からさす春光。
春光や硯の海に墨の虹 渡辺文雄
「硯の海」は硯の水をためるところ。浮かんだ虹が美しい。
