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カテゴリーアーカイブ: 一句鑑賞

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西瓜切るすぐに帰るといふ人に  西村和子

大呂俳句会 投稿日:2018年8月25日 作成者: dvx223272018年8月25日

 「もっとゆっくりしていけばいいのに」などと言われているのかもしれない。一切れだけ食べてあわただしく帰ってゆく人。(m)

法師蝉煮炊といふもふたりきり  富安風生

大呂俳句会 投稿日:2018年8月24日 作成者: dvx223272018年8月24日

 法師蝉はつくつくほうし、蜩はかなかなと、擬音語でもあらわされる初秋の蝉。蜩の鳴き声がどこか哀愁を帯びているのに比べ、法師蝉はいささか騒々しい。風生の句、上五が「蜩や」でも成立しそうだが「ふたりきり」のわびしさがより色濃くなりそう。法師蝉の鳴き声のなか、ささやかな夕餉の仕度が整う。(m)

遠くまで行く秋風とすこし行く  矢島渚男

大呂俳句会 投稿日:2018年8月23日 作成者: dvx223272018年8月23日

 遠くまで行くのは秋の風、その秋風に誘われるかのように、すこし歩いたという句。「遠くまで行く秋風」という表現にはるかな思いが宿る。できれば、作者も秋風と一緒に遠くまで行きたいのかもしれない。寂しい秋の風が寂しい心に添った一句である。(m)

石にのり秋の蜥蜴となりにけり  飴山實

大呂俳句会 投稿日:2018年8月22日 作成者: dvx223272018年8月22日

 石に乗らなくても、立秋以後の蜥蜴は「秋の蜥蜴」である。では、なぜ「石にのり」なのか、この俳句の良さを考えるにはそこは外せないところ。蜥蜴の腹に触れている石のひんやりとした感触が「秋」を暗示している、ということであろうか。(m)

一度だけの妻の世終る露の中  能村登四郎

大呂俳句会 投稿日:2018年8月20日 作成者: dvx223272018年8月20日

 露のはかなさが、人の命のはかなさと響きあう。娘をなくした一茶は「露の世は露の世ながらさりながら」と詠んでいる。(m)

天の川黄河に覆ひかむさりぬ  下村梅子

大呂俳句会 投稿日:2018年8月19日 作成者: dvx223272018年8月19日

 「天の川」という季語は大きく広々と詠むものであろうか。芭蕉の「荒海や佐渡によこたふ天の河」も大きな世界。(m)

こほろぎや眼を見はれども闇は闇  鈴木真砂女

大呂俳句会 投稿日:2018年8月18日 作成者: dvx223272018年8月18日

 闇の中で蟋蟀がききき、きききと鳴いている。「眼を見はれども」は逆接、眼を瞠ればよく見えるならば順接、鳴き声はあってもそこには闇しかない。(m)

まいまい句会感想②

大呂俳句会 投稿日:2018年8月17日 作成者: dvx223272018年8月17日

蜘蛛の巣や日本に空き家増えてゆく 森本哲雄
 空家が増えてあちこち蜘蛛の巣だらけになってしまいました、と言う事ですがこれでは何が何してなんとやらと報告してるだけ。また空家と季語の「蜘蛛の巣」の因果関係もよくありません。季語はこのように使うものではなく句の世界を大きく広げるように。例えば「炎帝や」とか「片蔭」などの天文の季語「夾竹桃」「百日紅」などの植物色々考えご自分の表現したいものを突き止めるまで、推敲するのが俳句です。その中で「空家増えてゆく」が俳句として面白いかどうか。季語をかえても句の内容が良くなければその俳句は捨てるべきです。

ボタ山を眺めて走る冷房車 森本哲雄
 この句もボタ山の暑さと冷房車を取り合わせていますが、季語が全く働いていないようです。

暑さ言ふ隣家の戸口回覧板 政己
 この句も全部言ってしまいました。読み手は「ああそうでね」で終わってしまいます。「暑さ言ふ隣の戸口」なんとも当たり前です。

ガリガリ君黄色い服を着てござる ばふき
意味不明です。

散らし寿司食器入れには桶が邪魔 ばふき
 確かにその通りですが、それがどうしたという感じです。

立秋や風が強くて土埃 ばふき
 俳句は愛でる事が大切。

滝道に止まれば風の迎へ来る 文夫
狛犬の押し黙りたる酷暑かな 文夫
 二つとも出来ているのですが、もう一歩踏み込みが欲しい所です。

(律)

まいまい句会感想①

大呂俳句会 投稿日:2018年8月16日 作成者: dvx223272018年8月16日

盆舟のすぐに流れぬ未練かな かまか
「未練かな」に工夫を。ふだん使う言葉でも「未練」には良いイメージがありません。これは言葉へのセンスの問題。ましてや俳句は作品にして人様に読んでいただくもの。「惜しみつつ精霊舟の流れゆく」

砂浜に続く足跡夏の果 ひろし
 映画のワンシーンのような感じですが、「夏の果」ですといかにも夏が終わったと報告をしている感じがあります。「砂浜に続く足跡今朝の秋」

湧水に桃を冷やせり無人店 ひろし
 よく目にする風景ですが「無人店」が余計です。以前何度もこのコーナーで書きましたが俳句は全て言い尽くして良いものでもありません。日本画のように余白をたっぷり持たせる事が大切。その余白が読み手の想像を掻きたて、句の余韻にもつながってきます。

(律)

灯ともして精霊棚の混みあへる  藺草慶子

大呂俳句会 投稿日:2018年8月15日 作成者: dvx223272018年8月15日

 多くの御先祖を迎えて多くの御馳走が狭い精霊棚にひしめき合う。祖先の霊が乗ってきた茄子の馬も棚から落っこちそう。(m)

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