一句を読み解く134

鎌倉を驚かしたる余寒あり 高浜虚子
なぜ「余寒かな」ではないのか、この句を読んで一番気になるところである。
切字「かな」以上に強い切れを持つのが「けり」である。虚子はより強く言い切るために、「余寒ありけり」としたかったのではないだろうか、字余りになる部分「けり」を取って「余寒あり」、いくらか報告的ではあるが、「余寒かな」以上に強い切れが生じていることには間違いない。(松)


鎌倉を驚かしたる余寒あり 高浜虚子
なぜ「余寒かな」ではないのか、この句を読んで一番気になるところである。
切字「かな」以上に強い切れを持つのが「けり」である。虚子はより強く言い切るために、「余寒ありけり」としたかったのではないだろうか、字余りになる部分「けり」を取って「余寒あり」、いくらか報告的ではあるが、「余寒かな」以上に強い切れが生じていることには間違いない。(松)