一句を読み解く57

行々子遠くに行つてしまひけり 石原八束
これはまた軽やかな詠みぶりであることよ、とつい口走ってしまいそうな一句。「行々子が遠くへ行ってしまった」この何の変哲もない文章に「切れ」を入れただけで俳句になる。「遠くへ行ってしまったなあ」という心残りがわずかにあって、その思いがこの句をただごとから救っている。(kinuta)


行々子遠くに行つてしまひけり 石原八束
これはまた軽やかな詠みぶりであることよ、とつい口走ってしまいそうな一句。「行々子が遠くへ行ってしまった」この何の変哲もない文章に「切れ」を入れただけで俳句になる。「遠くへ行ってしまったなあ」という心残りがわずかにあって、その思いがこの句をただごとから救っている。(kinuta)