季語「簗」で句を作ろう。_簗吟行会7/13

*
簗打つ、簗さす、簗瀬、簗番、簗簀、簗守
【関連季語】
上り簗、下り簗、崩れ簗、鮎
【解説】
竹や木材などで作った鮎を獲るための仕掛け。石を積んで流れを導きそこへ鮎を誘い込む。竹を編んだ簀が、流れとともにくる鮎を掬うように受けとめる。捕らえたばかりの鮎は塩焼きなどにする。
【分類】
三夏・地理
【例句】
| のぞき見て簗の殺生地獄かな | 成瀬桜桃子 |
| 大簗のとどろきに住む山家かな | 橋本鶏二 |
| 簗打つや三河は水の香ばしき | 綾部仁喜 |
| ひやゝかに簗こす水のひかりかな | 久保田万太郎 |
| ころがつてをり乾きたる簗箒 | 宮津昭彦 |
| 日田の簗釣橋弓の如くなる | 高野素十 |
| 簗といふ一字彫りあり簗の舟 | 高野素十 |
| 簗に置く生簀の魚のただ暗し | 黒田杏子 |
| 大簗のとどろく上に立ちにけり | 松本たかし |
| 岩一つ据ゑなほし簗出来あがる | 森田峠 |
| 棚あれど置くもののなき簗番屋 | 森田峠 |
| 切尖のさみしき竹を簗に組む | 神尾季羊 |
| 夜が明けしばかりといふに簗に人 | 成嶋瓢雨 |
| 月下の簗水只白く流れけり | 西山泊雲 |
| 簗打ちし音の最中も鮎はしる | 石寒太 |
| 簗掛の水をなだめてゐたりけり | 草間時彦 |
| 簗番のまつくらがりの夜食かな | 村松紅花 |
| 両岸の蝉強くなる簗場あり | 大峯あきら |
| 簗の客厨を通り抜けにけり | 中村雅樹 |
| 枝川へ簗かけにゆく蕗の雨 | 長谷川櫂 |
| 大粒の星なり簗にかかれるは | 津田清子 |
| 簗番の盥に飼へる大雷魚 | 辻桃子 |
| 石川や簗うつ時の薄濁り | 桃隣 |
| 簗かかる前の川音聞きに来し | 飯島晴子 |
| 太簗の垂らしてゐたる蜘蛛の糸 | 片山由美子 |
| 簗守の榾火あかりの串造り | 鈴木敏子 |
