一句を読み解く22

囀をこぼさじと抱く大樹かな 星野立子
「こぼさじ」の「じ」は否定形、「こぼさないように」抱くということ。囀は、本来ならこぼれるもの。立子の仕掛けた言葉の罠は「パラドックス(逆説)」である。あえて否定形を用いることで、囀をさらに騒がしいものとして表現した。「こぼさじと抱く大樹」ではあるが、それでも囀はこぼれてくるのである。(kinuta)


囀をこぼさじと抱く大樹かな 星野立子
「こぼさじ」の「じ」は否定形、「こぼさないように」抱くということ。囀は、本来ならこぼれるもの。立子の仕掛けた言葉の罠は「パラドックス(逆説)」である。あえて否定形を用いることで、囀をさらに騒がしいものとして表現した。「こぼさじと抱く大樹」ではあるが、それでも囀はこぼれてくるのである。(kinuta)