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カテゴリーアーカイブ: 一句を読み解く

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一句を読み解く169

大呂俳句会 投稿日:2014年10月13日 作成者: dvx223272014年10月13日

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下駄にのる踵小さし菊日和  鈴木真砂女

 下駄に小さな踵がのっている。堅実な写生の俳句であるが、読者にどんな女性だろうと興味を抱かせるところが、単に写生にとどまらないこの句の奥行きである。「菊日和」という明るい季語が、健康的な雰囲気を漂わせている。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く168

大呂俳句会 投稿日:2014年9月26日 作成者: dvx223272014年9月26日

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石ころも露けきものの一つかな  高浜虚子

 草も木も、外に置かれた自転車や物干し竿、朝刊や手提げ鞄、そしてわれら人間さえも露けきもの。いろいろなものが露けきなかにあって、最も取るに足らないものがその辺にある石ころ、「石ころも」ということで、万物すべて露けしといっているのだろう。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く167

大呂俳句会 投稿日:2014年9月15日 作成者: dvx223272014年9月15日

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金木犀こぼして雀雨宿り  飴山實

 擬人法の俳句である。「金木犀こぼして雀五つ六つ」あたりが無難なところだろうが、それでは面白くない。面白くないから、もう一歩踏み込む。もう一歩踏み込んだところが「雨宿り」である。踏み込んでも、言い過ぎにならない程度のもう一歩、俳句はこの「一歩」が難しくも大切である。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く166

大呂俳句会 投稿日:2014年8月24日 作成者: dvx223272014年8月24日

hagi

低く垂れその上を垂れ萩の花  高野素十

 「客観写生」の忠実な実践者と言われた高野素十、この句もまさに、見たままを捉えている。見たままをとらえているが、こういう風に見ることはなかなかできない。見たままを捉えることよりも、ものをどう見るか、その大切さを教えてくれる一句である。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く165

大呂俳句会 投稿日:2014年8月18日 作成者: dvx223272014年8月18日

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秋扇閉ぢてひらきて思ふこと 小寺敬子

 「思ふこと」が何なのか、言いっ放しで終っている俳句である。放られたほうの読者は「思ふこと」が多少気になるものの、季語の「秋扇」の働きでそれとなく察してみることができる、そんなに愉快な「思ふこと」ではないようだが、ちょっと品の良い「思ふこと」かもしれない。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く164

大呂俳句会 投稿日:2014年8月9日 作成者: dvx223272014年8月9日

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父母を暑きこの世へ招きけり   吉田穂津

 季語が「暑き」であれば夏の句になるが、この句はあきらかに「魂迎え」の句である。したがって「暑き」は残暑、「この世」は盂蘭盆会のこの世ということになる。季語ではなく、句全体から季題を読み取らねばならない。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く163

大呂俳句会 投稿日:2014年8月8日 作成者: dvx223272014年8月8日

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けさ秋の伊豆のみえたる机かな  長谷川櫂

 「机かな」と下五に切字「かな」を添えて、「机」に焦点をあてているが、実際には、机に向かっている作者の心構えのようなものが、この句の要であろう。立秋の朝の澄み渡った景色を眺めて、さて執筆に入ろうか、というところか。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く162

大呂俳句会 投稿日:2014年8月5日 作成者: dvx223272014年8月5日

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蟾蜍(ひきがへる)長子家去る由もなし  中村草田男

 「長子」は長男。「由もなし」は理由もない。つまり、家を出たいのだが、家を継がねばならない長男としては、家を出て行くまっとうな理由もない、長男は家という桎梏から逃れられない、ということ。
 それが、「蟾蜍」とどう響きあうのか、「家」という重圧に踏み潰される長男いう宿命が、あの「蟾蜍」に象徴されているということであろうか。理屈では読み解けないのが、この種の取り合わせの俳句である。

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く161

大呂俳句会 投稿日:2014年7月27日 作成者: dvx223272014年7月27日

kaya
寡婦ひとり入るる青蚊帳ひくく垂れ  桂信子
 よくよく読むと擬人法の俳句であることが分かる。「青蚊帳」という主体が、ひくく垂れて寡婦を入れる、というのである。「寡婦ひとり入(はい)る青蚊帳」なら普通の表現。仕方なく蚊帳に入るような消極さが、倦怠感をかもし出している。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く160

大呂俳句会 投稿日:2014年7月21日 作成者: dvx223272014年7月21日

yuri
百合咲きていまだ花粉をこぼさざる  細身綾子

 「ざる」は否定形「ず」の連体形で、「花粉をこぼさざることよ」くらいの意味になる。百合はやっかいな花粉をこぼすもの、という常識が前提にある否定形である。

 山茶花の咲いていまだにこぼれざる
 日本海雲湧いて雪落とさざる
 田には水蛙はいまだ泣かざりき

 などなど、応用の効きそうな否定表現である。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

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