水分の多い春の雪がばさばさとふっている。雪の冷たさと湯屋のあたたかさ、コントラストの俳句でもある。(m)「季語 春の雪(春)」
男手で内裏飾るや二年ぶり 丸谷才一
水にては水の色なる白魚かな 松瀬青々
ともしびの揺れてぐらりと涅槃絵図 片山由美子
まいまい句会感想15
79 新聞に爪を飛ばして日向ぼこ 幹子 2
季語は「日向ぼこ」よりも「冬日和」。爪を切る、これも行為なら「日向ぼこ」も人の行為、「行為」と「行為」が打ち消し合います。
——-
82 山茶花のピンク散り敷く冠木門 政代 0
「ピンク散り敷き」と連用形に、少し「間」が生まれます。写生句はただごとになりやすい。
——-
86 喧嘩して仲直りして去年今年 新太郎 1
軽いタッチの一句。
——-
93 路地裏や祖母の駄菓子屋石蕗の花 幹子 1
三段切れ。解消するには、
路地裏に祖母の駄菓子屋石蕗の花
まいまい句会感想14
71 燈明の仄めいてゐる障子かな 冬菊 0
簡潔な一句、0点ですが俳句は悪くない。
——-
76 鍬始いまだ瓦礫と戦ひて 凡士 3
「能登」とか「福島」とか前書きがあるといい。
——-
78 初鏡白髪ちらほらきらきらす なつこ 1
ちょっと当たり前。
まいまい句会感想13
63 新玉や歳を増やして減る命 いつせ 0
普通なら「減る寿命」。当たり前の俳句です。
——-
65 饅頭の天麩羅ありぬ雪の駅 かずえ 0
「ありぬ」が大人しい。
饅頭の天婦羅買うて雪の駅
——-
67 冬銀河駅舎に軋む連結音 小林土璃 4
普通なら「駅舎に響く連結音」
まいまい句会感想12
59 寒晴や路面電車は軋ませて 一徳斉 0
もう少し正確に。
寒晴や市電はレール軋ませて
——-
60 佳き夢をすべて忘れし大旦 ひろし 0
呆けたような元日の朝。
——-
62 許されざる女と男春こたつ 百合 0
ちょっと危なっかしい俳句。
まいまい句会感想11
51 光源寺百八満たぬ除夜の鐘 和彦 0
「光源氏」の誤変換みたいで紛らわしい。「光源寺」、調べてみると新潟や千葉に同じ名前のお寺がある。句はただの報告。
——
56 縁側が祖母の仕事場冬うらら 春生 3
日向ぼこをしながらの針仕事。
——
58 子の土産箱根の黒き寒卵 新太郎 0
ただの報告。
まいまい句会感想10
45 足袋の先鼻緒にはまりきりりっと 冬菫 0
トリビアリズム。
——
48 観覧車の上り詰めたる初景色 ひろし 2
「初景色」があまりにも正直な季語。風景ではないものを持ってくる勇気が必要。
あらたまを上り詰めてや観覧車
——
50 AIを覗いて一句春めけり たけじ 0
意味不明



