58 啓蟄や国の行く末案じたる 春生 0
生真面目な俳句がいかにつまらないか、
こんな国どうでもよろし大朝寝
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64 長生きも時にはつらし寒灸 新太郎 0
辛い内容を暗示する季語ではだめ、
長生きも時にはつらし鳥雲に
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65 鳥帰る掃き癖箒捨てかねて 小林土璃 0
「掃き癖箒」、これが俳句をいたずらにややこしくしています。俳句はすっきりが命。
鳥帰る古き箒を捨てかねて

58 啓蟄や国の行く末案じたる 春生 0
生真面目な俳句がいかにつまらないか、
こんな国どうでもよろし大朝寝
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64 長生きも時にはつらし寒灸 新太郎 0
辛い内容を暗示する季語ではだめ、
長生きも時にはつらし鳥雲に
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65 鳥帰る掃き癖箒捨てかねて 小林土璃 0
「掃き癖箒」、これが俳句をいたずらにややこしくしています。俳句はすっきりが命。
鳥帰る古き箒を捨てかねて
43 何かいる冬の月見て子が叫ぶ かずえ 0
月に何かがいるという発想そのものが陳腐。
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44 喜びも悲しみもあり春炬燵 春生 0
どんな季語でも成り立つ「喜びも悲しみもあり」、つまりただごと。
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57 咳しても一人の家や夫の入院 幹子 1
尾崎放哉のエピゴーネン「咳をしても一人 放哉 」
38 寒椿の垣を曲がれと白き道 なつこ 0
「白き道」が意味不明。
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40 その思ひ内に秘めたる恋の猫 ひろし 0
「内に秘めたる」がおかしい。
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41 車椅子ラグビー闘志むき出して 哲雄 1
あまりにも当たり前。
33 つるし雛障子に映る鳥の影 文夫 1
上五に動詞が欲しい形、
雛吊りて障子に映る鳥の影
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35 木の芽和へ夫はすり鉢持つ係 光枝 0
このままでは説明。
すり鉢は夫が抑へて木の芽和
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36 山毛欅林の奥より湧ひて春の水 凡士 1
もう一歩踏み込んでみる勇気も必要。
山毛欅林をくすぐるごとし春の水
26 新社員余興は故郷の安来節 哲雄 1
ただの報告。
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31 立春や讃岐の富士の迫り来る ひろあき 0
「迫り来る」が意味不明。
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32 あぜ道に浅き人影浅き春 青海 0
「淡き」ならわかるが「浅き」で意味不明。
23 さらさらと水路煌めき蝋梅花 さび猫 0
もっとすっきり。
蝋梅や水きらきらとさらさらと
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24 俎板に染みて春菜の翠かな 冬菫 2
「翠」が致命的。
俎板に色を残せる春菜かな
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25 降る雪を眺めて一日暮れにけり 政代 5
ちょっと憂鬱な一日。
20 昏い空かすかに光る冬の星 参月 0
ただごとです。
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21 時もまた流れゆるやか春の水 弓楽 0
「時もまた流れゆるやか」、これが陳腐の極み。
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22 冴え返る星と私と一直線 せつこ 0
意味不明。
17 溶けきれぬ心のしこり梅の花 政代 0
なぜ句があいまいなのか。「心のしこり」ここを具体的に詠まないとだめ。
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18 霜焼に少しの愁ひ肉を食ふ ばふき 0
助詞?
霜焼を少し愁ひて肉を食ふ
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19 雪の空見上げてはまた雪を掻く りつ 3
掻いても掻いても降り積もる雪、嘆息が聞こえてきそうです。
12 神武綏靖…寿限無のやうに建国日 凡士 1
ジンム・スイゼン・アンネイ・イトクと続く代々の天皇、ちょっと時代錯誤。
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13 光りつつ落ちる雨だれ春障子 百合 3
きれいな一句、内容はやや希薄。
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16 懐に手にカイロたる缶コーヒー なつこ 0
意味不明。
9 探鳥や三脚肩に青き踏む ひろし 0
「探鳥や」を取ればすっきり。
三脚を携へ青き踏みゆける
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10 膝つめて駅中足湯寒の明く 凡士 0
詰め込み過ぎの典型。
寒明けの駅の足湯につかりけり
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11 観梅や塀越しに鳴る日本海 冬菊 0
「塀越し」がトリビアリズム。
観梅や海鳴り高き日本海