75 妻にまだ花のいのちや寒の紅 荒一葉 3
「老妻に花の命や」ならば分かる一句。
老いてなほ花の命や寒の紅
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77 赤一輪庭に匂う冬椿 信信 0
当たり前。
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78 我の手に星屑乗せし冬銀河 信信 0
季語が「冬銀河」では詩が生まれない。
君が手に星屑のせん軒氷柱

75 妻にまだ花のいのちや寒の紅 荒一葉 3
「老妻に花の命や」ならば分かる一句。
老いてなほ花の命や寒の紅
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77 赤一輪庭に匂う冬椿 信信 0
当たり前。
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78 我の手に星屑乗せし冬銀河 信信 0
季語が「冬銀河」では詩が生まれない。
君が手に星屑のせん軒氷柱
9 探鳥や三脚肩に青き踏む ひろし 0
「探鳥や」を取ればすっきり。
三脚を携へ青き踏みゆける
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10 膝つめて駅中足湯寒の明く 凡士 0
詰め込み過ぎの典型。
寒明けの駅の足湯につかりけり
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11 観梅や塀越しに鳴る日本海 冬菊 0
「塀越し」がトリビアリズム。
観梅や海鳴り高き日本海
4 売家の垣根の奥に梅ふふむ 順紀 0
売り家に梅が咲きそうだ、というだけの俳句。ただごとの典型。
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5 シャボン玉鼻先で割れ恋終わる 参月 2
「鼻先」は不要。
しやぼん玉ぱちんと割れて恋終る
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6 春灯たつたひとつの帰る場所 さび猫 3
「たつたひとつの帰る場所」は春灯のともる我が家。上五「春灯や」と強く切る。
1 鯉ジャンプ水麗しき四月かな ひろあき 2
普通に詠めばいい。
鯉跳ねて水麗しき四月かな
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2 背を曲げ歩む吾の影梅ふふむ さび猫 0
ちょっと情けない、もっと晴れやかに。
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3 初蝶来点滴しづか幼子の 文孝 2
語順がおかしい。
点滴の幼子しづか初蝶来
選句結果アップしました。
トップは6点句でした。
入区する貨車の一笛余寒かな 一徳斉
機関区や運転区に入区するのは、けん引する機関車で貨車は普通入区しない。貨車は汽笛を鳴らす装置も持っていない。
選句しなかった人は1人。選句しなかった人の俳句の欄はすべて抹消しました。
一人暮らしの小さな家に灯がともる。春泥に映える小さな家あかり。(m)「季語 春泥(春)」
上五を「や」で強く切って、下五は「眺めつつ」と流している。俳句の一つの形、覚えておきたい形でもある。(m)「季語 剪定(春)」
山道を歩いていると、道にできた水たまりにおたまじゃくしの群れを見ることがある。水はやがて蒸発するのだろうが、それまでにみな成長して蛙になれるのか、そんなことを考えさせられる。「かすかに水を乱す」からには句の蝌蚪も、たぶん、浅い水の中で遊んでいるのだろう。(m)「季語 蝌蚪(春)」