みちのくの闇に砂吐く浅利かな 村上いと子

「闇に砂吐く浅利かな」ではあたりまえ、「みちのくの」と大きく構えたことで味わいが生まれた。「みちのくの闇」という膨大な器に、小粒な浅利がささやかな砂を吐く。「みちのく」は「道の奥」、日本でもっとも濃厚な闇があるところ、というイメージが強い。(松)


「闇に砂吐く浅利かな」ではあたりまえ、「みちのくの」と大きく構えたことで味わいが生まれた。「みちのくの闇」という膨大な器に、小粒な浅利がささやかな砂を吐く。「みちのく」は「道の奥」、日本でもっとも濃厚な闇があるところ、というイメージが強い。(松)