一句を読み解く137

かりぬいの鏡の中を牡丹雪 小寺敬子
花嫁衣裳のような改まった場所で着る衣服の仮縫いかもしれない。昔なら、ごく普通の光景なのだろうが、今の時世ではあまり目にすることもない。華麗な感じがするのは、仮縫いが古き良き習いに成りつつあるからだろう。牡丹雪の「牡丹」という二字が、そうした華やかな感じに花を添える。女性にしか詠めない俳句である。(松)


かりぬいの鏡の中を牡丹雪 小寺敬子
花嫁衣裳のような改まった場所で着る衣服の仮縫いかもしれない。昔なら、ごく普通の光景なのだろうが、今の時世ではあまり目にすることもない。華麗な感じがするのは、仮縫いが古き良き習いに成りつつあるからだろう。牡丹雪の「牡丹」という二字が、そうした華やかな感じに花を添える。女性にしか詠めない俳句である。(松)