一句を読み解く135

牛市や赤い椿が泥の上 藺草慶子
「牛市や」と上五を「や」で切っているが、牛市のぬかるんだところに赤い椿が落ちている、という一物仕立てに近い句である。春の泥にのった椿の紅があざやか。やがては牛に踏みにじられるがゆえに美しいともいえる。(松)


牛市や赤い椿が泥の上 藺草慶子
「牛市や」と上五を「や」で切っているが、牛市のぬかるんだところに赤い椿が落ちている、という一物仕立てに近い句である。春の泥にのった椿の紅があざやか。やがては牛に踏みにじられるがゆえに美しいともいえる。(松)