一句を読み解く127

夕ぐれておのが紙漉く音とゐる 長谷川素逝
「紙漉き」は一年を通しての仕事、にもかかわらず、「紙漉」が冬の季語とされるのは、「紙漉」の仕事の厳しさが冬に顕著に現れるからであろう。
素逝の句、日暮れとともに外に音がなくなり、気づいてみると手元の水音だけが妙にはっきりと聞こえている、というところか。「紙漉」の音は「水音」、その水の冷たさを感じさせる一句である。(松)


夕ぐれておのが紙漉く音とゐる 長谷川素逝
「紙漉き」は一年を通しての仕事、にもかかわらず、「紙漉」が冬の季語とされるのは、「紙漉」の仕事の厳しさが冬に顕著に現れるからであろう。
素逝の句、日暮れとともに外に音がなくなり、気づいてみると手元の水音だけが妙にはっきりと聞こえている、というところか。「紙漉」の音は「水音」、その水の冷たさを感じさせる一句である。(松)