一句を読み解く111
着膨れてなんだかめんどりの気分 正木ゆう子
破調の句である。五七五に即して読めば、「着膨れて/なんだかめんど/りの気分」とおかしなところで切れてしまう。「着膨れて/なんだかめんどりの気分」と上五を切ったら後は中七・座五を一気に読むのが自然である。
「着膨れ」という俳諧味のある季語が「めんどりの気分」でよく生かされている。(松)
着膨れてなんだかめんどりの気分 正木ゆう子
破調の句である。五七五に即して読めば、「着膨れて/なんだかめんど/りの気分」とおかしなところで切れてしまう。「着膨れて/なんだかめんどりの気分」と上五を切ったら後は中七・座五を一気に読むのが自然である。
「着膨れ」という俳諧味のある季語が「めんどりの気分」でよく生かされている。(松)