一句を読み解く74

はるかに光る秋の川来るか行くか 橋本多佳子
七五六という破調である。「来るか行くかはるかに光る秋の川」でもよさそうだが、原句のよさは心の動きを素直に時系列に並べたところにある。感動のありようが順序良く伝わってくるというもの。「来るか行くか」は流れの方向が定かではないということ。破調が「秋の川」の流れをゆったりとしたものにしている。(松太)


はるかに光る秋の川来るか行くか 橋本多佳子
七五六という破調である。「来るか行くかはるかに光る秋の川」でもよさそうだが、原句のよさは心の動きを素直に時系列に並べたところにある。感動のありようが順序良く伝わってくるというもの。「来るか行くか」は流れの方向が定かではないということ。破調が「秋の川」の流れをゆったりとしたものにしている。(松太)