一句を読み解く72

うす雲のただなかにして盆の月 長谷川かな女
新暦の八月十五日の月ではない。陰暦の七月十五日の盂蘭盆会の月が季語でいう「盆の月」である。したがって、陰暦八月十五日の中秋の名月から一ト月はやい満月が「盆の月」ということになる。
かな女の句の「盆の月」、あいにくうっすらと雲がかかっている。「ただなかにあり盆の月」ではなく「ただなかにして盆の月」であるところがこの句の要、「ただなかにして」それでも暑苦しい「盆の月」ということであろうか。(松太)


うす雲のただなかにして盆の月 長谷川かな女
新暦の八月十五日の月ではない。陰暦の七月十五日の盂蘭盆会の月が季語でいう「盆の月」である。したがって、陰暦八月十五日の中秋の名月から一ト月はやい満月が「盆の月」ということになる。
かな女の句の「盆の月」、あいにくうっすらと雲がかかっている。「ただなかにあり盆の月」ではなく「ただなかにして盆の月」であるところがこの句の要、「ただなかにして」それでも暑苦しい「盆の月」ということであろうか。(松太)