一句を読み解く68

初秋や人のうしろを風が過ぎ 桂信子
風は前にも右にも左にもあるのだろうが、句は「うしろ」を強調する。「うしろ」という言葉の後退的な気分が「初秋」という言葉の寂しさとどこか響きあうのだろう。いうなれば、「人のさびしい後姿を風が過ぎて行く」ということかもしれない。寂しさに寂しさを重ね合わせたような一句である。(松太)


初秋や人のうしろを風が過ぎ 桂信子
風は前にも右にも左にもあるのだろうが、句は「うしろ」を強調する。「うしろ」という言葉の後退的な気分が「初秋」という言葉の寂しさとどこか響きあうのだろう。いうなれば、「人のさびしい後姿を風が過ぎて行く」ということかもしれない。寂しさに寂しさを重ね合わせたような一句である。(松太)