一句を読み解く59

冷奴酒系正しく亨け継げり 穴井太
俳句をつくる上で大切なことのひとつに、硬い言い回しを柔らかに表現するということがあるが、掲出の句は柔らかく言えそうな言い回しをわざわざ畏まった表現にしている。「酒系正しく亨け継ぐ」とは「親父ものん兵衛だった」ということ。
爺様も親ものんべえ冷奴
ではつきすぎもいいところ、なのだろう。「酒系正しく亨け継げり」と礼儀を正したがゆえに、手ごろな酒の肴「冷奴」にも威厳のようなものがそなわる。(松太)


冷奴酒系正しく亨け継げり 穴井太
俳句をつくる上で大切なことのひとつに、硬い言い回しを柔らかに表現するということがあるが、掲出の句は柔らかく言えそうな言い回しをわざわざ畏まった表現にしている。「酒系正しく亨け継ぐ」とは「親父ものん兵衛だった」ということ。
爺様も親ものんべえ冷奴
ではつきすぎもいいところ、なのだろう。「酒系正しく亨け継げり」と礼儀を正したがゆえに、手ごろな酒の肴「冷奴」にも威厳のようなものがそなわる。(松太)