一句を読み解く30

がうがうと欅芽吹けり風の中 石田波郷
「がうがうと」は「轟々(ごうごう)と」であろう。広辞苑でひくと「轟々」は「とどろき響くさま」とある。句を一読すると、風が「とどろき響くさま」のような感じを受けるが、轟々と欅が芽吹く、というのが句意である。「欅芽吹くがうごうと鳴る風の中」では常識。「芽吹き」という静かな躍動感を「がうがうと」という大げさなオノマトペでとらえた一句である。(kinuta)


がうがうと欅芽吹けり風の中 石田波郷
「がうがうと」は「轟々(ごうごう)と」であろう。広辞苑でひくと「轟々」は「とどろき響くさま」とある。句を一読すると、風が「とどろき響くさま」のような感じを受けるが、轟々と欅が芽吹く、というのが句意である。「欅芽吹くがうごうと鳴る風の中」では常識。「芽吹き」という静かな躍動感を「がうがうと」という大げさなオノマトペでとらえた一句である。(kinuta)