まいまい句会感想⑤
草萌えてぐいぐい押出す堰の水 諸子
堰の水がどんなものかよく解りませんが、このままだと何が堰の水を押し出しているのか不明です。「草萌やぐんぐん走る堰の水」
春光にトルソの胸の影くきり 凡士
少し言い足りない感じがします。また「くきり」は「くつきりと」だと思うのですが、五文字に納めるために言葉を勝手に省略したり、自分勝手な言い回しにするのは避けるべきです。「春光やトルソの影くつきりと」
末黒野や赤き炎は燃え尽きて 弓楽
「末黒」は野焼きをした後のくろぐろとした焼け跡の様を言ったもの。このままでは季語の説明だけの俳句。
(立)
