まいまい句会感想④
カンバスは病室の窓やま笑ふ 冬菊
このままでも意味は解りますが、「病室の窓はカンバス」とした方が落ち着くように思います。「やま笑ふ」は「山笑ふ」。
啓蟄や田に餌漁りの鳥たむろ 石山青水
「啓蟄」は地中にいる虫がそぞろ地上にでくる頃で二十四節季の一つですが、この句は下五中七と季語が付きすではないでしょうか。「啓蟄や田に餌を漁る椋の群れ」
ビル街に夕日とどまる日永かな 森本哲雄
「夕日がとどまる」が工夫されたところだとおもいますが、それで「日永」と置いては当たり前ではないでしょうか。
誕生会孫の一輪一歩春 田村正実
何から何まで述べようとして焦点が定まっていないので、何が言いたいのかよく解りません。そもそも誕生会も孫も細かく述べすぎていると思います。俳句を読む人はお孫さんのいる年齢の方ばかりではありません。もう少し客観性をもって「幼子の一歩一歩や梅の花」くらいに留める事も大切ではないでしょうか。
(立)
