まいまい句会感想④
天を指す指より雫灌仏会 風の鳥
季語も入りかたちも整っているのですが、もう一歩踏み込んだ表現を。
ブラウスにコロン洒落込む街薄暑 照代
「洒落込む」が言い過ぎだと思います。「夏はじめオーデコロンを一二滴」「初夏やコロン幽かに香らせて」など。俳句は一から十まで事細かに言わないことが大切。読み手の想像を誘うように余白を残して。
春眠の雲の上より大寝言 冬菊
春眠の布団を雲に譬えているようですが、少し無理気味、意味不明と言われそうです。
座布団を動かぬ猫の目借時 森本哲雄
「うとうとと猫にもあるか目借時」原句のままだと少し強引な感じがします。
はや薄暑試飲のビール二杯飲み 凡士
「はや」は不要だと思います。また、ビールと薄暑は季重なり?
(立)
