まいまい句会感想②
無住寺に賽銭の音彼岸かな 川面
これでは彼岸が来たので無住寺にもお賽銭の音がしていますと説明をしているようなものです。「無住寺に賽銭の音のどかなる」
朧夜の海へくづるる仁王島 丁
「朧夜の海へくづるる」は良いのですが、仁王島が何処なのか気になります。例えば「神にませばまこと美はし那智の滝」とか「暑き日を海にいれたり最上川」「奥白根かの世の雪をかがやかす」など地名の入った句を見渡してみると違いがわかると思います。「歌枕」を意識してみることも勉強になります。
佐保姫のかけ足風のカフェテラス ひとみ
佐保姫が風になっていると言う事であれば、「佐保姫の駆け抜けていくカフェテラス」
梅が香に清き水汲み寺参り 森本哲雄
全部言ってしまって何も印象に残らない感じがします。普通お寺にある墓参り用の桶は「手桶」といいます。このままでしたら「梅香る手桶に水をなみなみと」くらいでしょうか。
(立)
