まいまい句会感想①
武骨な手掬う白肌冷奴 緑子
ぎりぎり意味は通りますが、白肌冷奴が美味しそうな感じがしません。字余りになっても助詞はしっかり入れましょう。「武骨な手で掬ふ白肌」。
うたた寝の夢をうつつを蝉時雨 冬菊
頂いた句ですが、うたた寝の夢かうつつかどちらか一方で良いと思います。「うたた寝の夢の中まで」
漆黒の長き髪梳く秋扇 ちえこ
夕闇の空耳かとも鉦叩 ちえこ
二つとも雰囲気だけの句に思えます。
葛の花伸ばして位置の定まりぬ 文夫
「位置の定まりぬ」などとくどくど言わずに、「今朝秋の虚空に遊ぶ葛の花」くらいでで良いと思います。
(立)
