つりそめて水草の香の蚊帳かな 飯田蛇笏 大呂俳句会 投稿日:2019年5月29日 作成者: dvx223272019年5月29日 麻の蚊帳には独特の匂いがある。蚊帳の中を水中に例える句は見かけるが掲句はそれを水草の香りと言い取ったところが新鮮。実際に蚊帳をつって入ってみるとそれ程涼しいとは思えないし、むしろ暑苦しい感じがするものだがこんな蚊帳ならぜひとも入ってみたい。(り)「季語 蚊帳(夏)」