まいまい句会感想③
自らの重みで丸む茄子かな 真紀子
自らの重みでたわむ(曲がる)なら解るのですがこのままですと意味が解りません。
ソーダ水手に手に弾む映画評 真紀子
ソーダ水をなににかえても俳句になります。季語は単独でぽんと置く呼吸を、「おつかない映画見て来てソーダ水」
父の日や大黒柱の照れ笑い 森本哲雄
このまま素直に直すとすれば、「父の日やまだ若き父照れ笑ひ」くらいでしょうか。
父の日や父の背丈を追い越して 森本哲雄
少し気持ちを込めて「父の日やいつの間に越す父の丈」
蜘蛛が死ぬ畳の上に仰向けに 場拭き
意味は解りますが全く面白くありません。同じ作者の他の二句は意味が解りません。
(立)