古き世の火の色動く野焼きかな 飯田蛇笏 大呂俳句会 投稿日:2018年3月11日 作成者: dvx223272018年3月11日 野焼は、その灰が肥料になるばかりでなく、害虫を駆除し、蕨や薇などの発芽を促す。蛇笏の句。野焼きの火の色を見て、古き世に思いをはせる。焼畑農業が主流であったころの世であろうか。火の色は永遠に変わることなく、人の暮らしを豊かにもし、時に人の命をも奪ってしまう。(m)