草の戸も住み替はる代ぞ雛の家 芭蕉 大呂俳句会 投稿日:2018年3月4日 作成者: dvx223272018年3月4日 芭蕉が曾良をともなって「奥の細道」の旅に出る際に詠まれた。草の戸は深川の「芭蕉庵」。住み慣れた草庵を女の子のいる家族に譲って「さあ、旅立とうぞ」という一句。芭蕉が「奥の細道」に旅立った元禄二年は閏正月のある年で、旅立ちの日の三月二十七日は、今の暦で五月十六日になる。(m)