いづかたも水行く途中春の暮 永田耕衣 大呂俳句会 投稿日:2018年3月5日 作成者: dvx223272018年3月5日 流れる水には行き着くところがない。淀むことなく先へ先へと急ぐ。季語が「秋の暮」ならば、「諸行無常」はかなさを感じさせるが、春の暮のこの水音は音楽のようにかろやか。水は急ぐが、人の心はゆったりとしている。(m)