まいまい句会感想②
背を丸む見知らぬ三毛や春隣 輝久
三句とも俳句の形にはなっているのですが、面白みに欠けます。また、「見知らぬ猫」のように不要の言葉も気になります。この句の感じを損ねずに言うなら「毬のごと猫まるまると春を待つ」ぐらいでしょうか。
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福笑作る最中もみな笑顔 真紀子
福笑いの説明に終わってしまった感じです。
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坪庭に明かり灯すや石蕗の花 政己
出来ている句なのですが、こういった句は沢山あり皆さんどこかで目にしているのではないでしょうか。
倒木の風裂く音や冬枯野 政己
「倒木の風裂く音」が解りにくいように思います。倒れる時風を裂く音がすると言う事でしょうか。
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煤払邪魔な亭主は追い出され 哲雄
理屈の句になってしまいました。「煤逃げ」という季語がありますこちらを使った方が作りやすいかも知れません。例えば「銭湯に煤逃げの身のまた一人」とか。
(立)
