一句を読み解く 203
涼風の一塊として男来る 飯田龍太
俳句では「りょうふう」ではなく、「すずかぜ」と読む。涼やかといえば「執着」がない、「べたべた」しない、というあたりが相場であろうか。かといって「冷酷」であっても困りもの、そんなやつがいるのか、と思わせるような一句、作者の飯田龍太こそ「涼風の一塊」かもしれない。(m)
涼風の一塊として男来る 飯田龍太
俳句では「りょうふう」ではなく、「すずかぜ」と読む。涼やかといえば「執着」がない、「べたべた」しない、というあたりが相場であろうか。かといって「冷酷」であっても困りもの、そんなやつがいるのか、と思わせるような一句、作者の飯田龍太こそ「涼風の一塊」かもしれない。(m)