一句を読み解く 202
寝乱るるほどの髪なき籠枕 片山由美子
「寝乱るるほどの髪」が恋を連想させる。したがって、もう恋のときめきも無いのよ、という雰囲気がこの句を支配している。ちょっと開き直っている感じがユーモア、季語の「籠枕」が充分に働いている俳句である。(m)
寝乱るるほどの髪なき籠枕 片山由美子
「寝乱るるほどの髪」が恋を連想させる。したがって、もう恋のときめきも無いのよ、という雰囲気がこの句を支配している。ちょっと開き直っている感じがユーモア、季語の「籠枕」が充分に働いている俳句である。(m)