有明や浅間の霧が膳をはふ 一茶 大呂俳句会 投稿日:2015年9月27日 作成者: dvx223272015年9月27日 「有明」は明け方の月のこと。普段ならそんな早朝に膳につくこともないが、この句は旅の一句。早立ちの朝の膳に浅間山の霧が流れてきたという。「膳を這ふ」がおもしろい。ひやひやとした感触の一句である。(m)