一句を読み解く 184
山桜とは仰ぎ見る花のこと 高田正子
断定の俳句である。「仰ぎ見る花のこと」と決め付けているが、勿論、そうでない山桜もある。「仰ぎ見ること多き花山桜」が偽りのないところなのだろうが、そんな回りくどい描写では俳句が腐ってしまう。断定することで俳句の鮮度があがる。俳句は生きのよさも大切である。(m)
山桜とは仰ぎ見る花のこと 高田正子
断定の俳句である。「仰ぎ見る花のこと」と決め付けているが、勿論、そうでない山桜もある。「仰ぎ見ること多き花山桜」が偽りのないところなのだろうが、そんな回りくどい描写では俳句が腐ってしまう。断定することで俳句の鮮度があがる。俳句は生きのよさも大切である。(m)