こまごまと白き歯並や桜鯛 川端茅舍 大呂俳句会 投稿日:2015年4月22日 作成者: dvx223272015年4月22日 写生というのは、ものをあるがままに写し取ってその本質に迫ろうという表現方法である。まず外に出よう、ものを見たままに写し取ろう、というのが写生。自然に接することなく想像力だけで作句することを戒めている。 茅舍の句、「こまごまと」という副詞が桜鯛の本質に迫っている。誰にも見えているのだが、誰もが描写できる「こまごまと」ではない。(m)