ぬなは吟行会

今年も昨年同様、ぬなは吟行を計画しました。
日 時 6月9日 午前9時 JR関屋駅集合。
吟行地 新潟県阿賀野市村岡にある蓴菜池
句 会 大呂の定例句会と重なりますが、吟行に参加できない人は当季雑詠を持って句会にだけ参加してください。
*雨の場合は吟行は中止になりますが、句会はいつものとおり行います。
蓴菜は、睡蓮などと同じように葉を水面に浮かべ、きれいな湖沼で自生します。いまごろの新芽を摘んで食用にしますが、新芽はゼラチン質で覆われているために摘みにくくなかなか根気のいる仕事です。
男たちが作った二人乗りほどの蓴菜筏に乗って、少しづつ移動しながら採取します。竹の長柄に括りつけた鎌を操って、深いところにある若芽を手繰り寄せます。
【去年の吟行句】
ぬなは舟ぬなはの上をすべり行く
天日は水の面にありぬなは採り
ぬなは池女子衆の指濡れどほし
蓴菜や袋小路のつき当たり
手付かずの蓴菜池のみどりかな
顔あげぬまま応へをり蓴採り
水を掻く音をしづかに蓴舟
日もすがら水をすくひて蓴採り
雫して月の光の蓴かな
蓴菜といふ一しづく酢味噌和へ
青々と酢味噌に沈む蓴かな
漂うて水の暗さやぬなは舟
そのいのち竿に預けて蓴採る
白日傘ぱつと気分も他所行きに
ゆらゆらと水の昏さの蓴かな
かんばせに水面の光り蓴採り
胸もとに笊をかかへて蓴採る
【蓴菜に関するメモ】
①きれいな湖沼に自生する。
②梅雨時の植物。
③まとめて採取することができない。ぷつんぷつんとひとつづつ根気よく採取する。
④湖面からの照り返しがきついので日焼け止め、日よけが大切。
⑤蓴舟、蓴筏は棹を操って移動する。
⑥長柄にとり付けた鎌を操って深いところにある若芽を手繰り寄せる。
⑦採取した蓴菜は一合二合と枡で量り売りする。(ちなみに一升5,000円)
⑧1分ほど茹でると真っ青になる。市販のものは薄茶色。
⑨祭など特別の日に食べるもの。酢味噌和え、酢醤油、味噌汁の具など。
