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カテゴリーアーカイブ: 一句を読み解く

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一句を読み解く189

大呂俳句会 投稿日:2015年6月1日 作成者: dvx223272015年6月1日

usi01冷されて牛の貫祿しずかなり  秋元不死男

 「貫禄」が「静か」というのはちょっとおかしいので、「牛の貫禄」で切れているのだろう。二行に分けて表記すると、

 冷されて牛の貫禄

  しずかなり

 とういことになる。牛相撲の勝牛であろうか、大岩のような牛である。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 188

大呂俳句会 投稿日:2015年5月23日 作成者: dvx223272015年5月23日

aobaあをあをと山きらきらと鮎の川 高田正子

 対句であり句またがりの俳句である。「あをあをと山」が一つの句で「きらきらと鮎の川」がその対になる。したがって句の読み方も「あをあをと山」で一呼吸入れてから「きらきらと鮎の川」と一気に読み下さなければならない。俳句は五七五が基本であるが、この句のように七音十音という「句またがり」の変則的な詠み方もある。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 187

大呂俳句会 投稿日:2015年5月3日 作成者: dvx223272015年5月3日

wakabaあきらかに雀吹かるる若葉かな  原石鼎

 三文字の季語「若葉」に切字「かな」がついて下五におさまる俳句の形の一つ。この形は中七の終りが動詞や形容詞、形容動詞の用言になることが多いこと。石鼎の句も「吹かる」の連体形「吹かるる」と動詞になっている。吹かれているのは雀であって若葉ではない。ならば「雀吹かれて若葉かな」の方が分かりいいのだが、「吹かれて」に軽い切れが生じることで、切字「かな」の価値が半減してしまう。切字「かな」を生かすための連体形なのでである。四段活用の動詞では連体形と終止形の区別がつかないが、下につながるように連体形で読むべきである。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く  186

大呂俳句会 投稿日:2015年4月28日 作成者: dvx223272015年4月28日

nodoka28長閑とはたとへばおのれなきごとし  
             清水芳朗

 「ある」ことは存在。存在につきものの喜怒哀楽、句の「なきごとし」はその喜怒哀楽から解き放たれているということ。ぼーっとして、いつまでも長閑な時間の中にいるのであろう。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 185

大呂俳句会 投稿日:2015年4月24日 作成者: dvx223272015年4月24日

syuntyuu春昼の指とどまれば琴も止む
               野沢節子

 「指とどまれば琴も止む」は主観を排除した描写で、その結果、他人事のように突き放した言い方になっている。主観を排除していながら、描かれた内容にはどことなく主観が感じられるから不思議である。「あれ、指が止まると琴は鳴り止むんだ」、そんな小さな驚きが伝わってくる。主観を排除していながら、思いたっぷりの俳句、「春昼」と言う季語がよく働いている。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 184

大呂俳句会 投稿日:2015年4月21日 作成者: dvx223272015年4月21日

yamazakura山桜とは仰ぎ見る花のこと  高田正子

 断定の俳句である。「仰ぎ見る花のこと」と決め付けているが、勿論、そうでない山桜もある。「仰ぎ見ること多き花山桜」が偽りのないところなのだろうが、そんな回りくどい描写では俳句が腐ってしまう。断定することで俳句の鮮度があがる。俳句は生きのよさも大切である。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 183

大呂俳句会 投稿日:2015年4月13日 作成者: dvx223272015年4月13日

otitubaki赤い椿白い椿と落ちにけり  河東碧梧桐

 教科書にも載っている有名な一句、上五が字余りになっているにもかかわらず、調べが美しいのは対句が効果をあげているからである。「対句」というのは、表現方法が同じ二つのフレーズであって、この句の場合は「赤い椿」と「白い椿」が対をなしている。ちょうど天秤ばかりの上で釣合っているようなおもむきである。俳句ではよく使われる対句、韻を整えるのにすぐれた表現方法である。(m)

 それでは対句を駆使した句をいくつか。
 
 一月の川一月の谷の中 飯田龍太(一月の川/一月の谷)
 花に明けて花に暮ゆく一間かな 長谷川櫂(花に明けて/花に暮ゆく)
 縁側の影紅梅も白梅も 高田正子(紅梅も/白梅も)
 四半分白菜買うて肉買うて 山本しほ (白菜買うて/肉買うて)
 月光に浮くも沈むも枯蓮 村上いと子(浮くも/沈むも)
 一歩二歩あるけて三寒四温かな 田中えいこ(一歩二歩/三寒四温)
 胎の子に腕の子に蹴られ春眠し 山内あかり(胎の子に/腕の子に)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 182

大呂俳句会 投稿日:2015年4月12日 作成者: dvx223272015年4月12日

yudetamago ゆで玉子むけばかがやく花曇  中村汀女

 ふたつのことがらが描かれている。ひとつは「ゆで玉子むけばかがやく」もう一つは「花曇」、二つの事柄を取り合わせているから、こうした形を「取り合わせの俳句」ともいう。ふたつの事柄の間にどんな関係があるかといえば、それははっきりしない、はっきりしないけれども、何らかの磁力が働いていなければ取り合わせの意味をなさない。掲句で考えられる磁力は、玉子の輝きと花曇りのにび色のコントラストであろうか。単に、花曇の下でゆで卵を剥いているだけのことかもしれないのだが。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 181

大呂俳句会 投稿日:2015年4月9日 作成者: dvx223272015年4月9日

batahurai

紐のやう儚きものはバタフライ  丸谷才一

 前書きに「ストリップを見学して」とある。してみるとこのバタフライは、ストリップ嬢の下半身の下着と言うことになる。下着のバタフライならば無季の句と解するのが妥当であるが、この句の「紐のやう儚きものは」下着ばかりでなく生き物の蝶にもかかってくる。したがって、季語は蝶、春の句ということになる。俳句に対する伸びやかな精神がうかがえる一句である。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

一句を読み解く 180

大呂俳句会 投稿日:2015年4月6日 作成者: dvx223272015年4月6日

harunokawa海に入ることを急がず春の川  富安風生

 否定形の俳句である。肯定形に直せば「ゆつたりと海に入りけり春の川」くらいだろうか。「急がず」と否定形にすることで擬人法の表現にもなっている。川が自分の意思で「急がない」かのようだ。大河の風格が描き出された一句である。(m)

カテゴリー: 一句を読み解く, 一句鑑賞

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