一句を読み解く126

もの言はぬひと日昏れたる障子かな 鈴木真砂女
日が暮れたのだ。どんな一日であったかといえば、誰ともしゃべらない一日ということ。なんとなく句に勢いが感じられないのは、「昏れたる」の「たる」のはたらきだろうか。「たる」をとると「もの言はぬひと日が昏れて白障子」くらいになるのかもしれない。句に勢いがないことで、なるほど疲労感のようなものが伝わってくる。障子に孤独の影が差し込むような一句である。(松)


もの言はぬひと日昏れたる障子かな 鈴木真砂女
日が暮れたのだ。どんな一日であったかといえば、誰ともしゃべらない一日ということ。なんとなく句に勢いが感じられないのは、「昏れたる」の「たる」のはたらきだろうか。「たる」をとると「もの言はぬひと日が昏れて白障子」くらいになるのかもしれない。句に勢いがないことで、なるほど疲労感のようなものが伝わってくる。障子に孤独の影が差し込むような一句である。(松)