季語散策10 大暑

さて、夏本番暑い日が続きます。みなさまは俳句を作るとき、暑い日と大暑を勘違いされていませんか。「大暑」は二十四節気の一つで七月二十三日ごろに当る、時候の季語です。ものすごく暑い、という意味とはちょっと違います。小暑(夏至から十五日目)から数えて十五日目が「大暑」です。(立)
月高く大暑にくらき野山かな 京極杜藻
瓜もみの加減も馴れて大暑かな 中村汀女
身辺にものの少き大暑かな 高野素十
念力のゆるめば死ぬる大暑かな 村上鬼城
朝よりの大暑の箸をそろへおく 長谷川素逝
しづかさの背骨にしづむ大暑かな 森澄雄
あらくさのみな木となる大暑かな 高橋睦郎
