ゆくりなく衣張山の初音かな 近藤英子

「ゆくりなく」は突然に、衣張山を歩いていたら突然に鴬が鳴いたという句である。「初音」だからその年初めての鴬である。
この句で大切なのは「衣張山(きぬばりやま)」という地名。行ったことはないが、鎌倉を一望できる小高い山らしい。中七にうまく納まるように六文字の地名であること、「キヌバリ」と何かしら女性を感じさせる響きを持つこと、鎌倉幕府ゆかりの山であることなどが、この句を格調高いものにしている。『初音』(kinuta)


「ゆくりなく」は突然に、衣張山を歩いていたら突然に鴬が鳴いたという句である。「初音」だからその年初めての鴬である。
この句で大切なのは「衣張山(きぬばりやま)」という地名。行ったことはないが、鎌倉を一望できる小高い山らしい。中七にうまく納まるように六文字の地名であること、「キヌバリ」と何かしら女性を感じさせる響きを持つこと、鎌倉幕府ゆかりの山であることなどが、この句を格調高いものにしている。『初音』(kinuta)