河豚食ふや伊万里の皿の菊模様 水原秋櫻子

河豚の肉は繊維質で弾力があるため、なかなか噛み切れない。そのため、切り身が透けるほど薄く削いで刺身にする。句の河豚も、伊万里の大皿に盛られた河豚の薄作り、河豚の切身に菊模様が透けているのだろうが、それを言わないところがいい。「謂応(いいおう)せて何か有(ある)」は芭蕉の言葉。すべてをいってしまったら余韻がないということ。『玄魚』(きぬた)


河豚の肉は繊維質で弾力があるため、なかなか噛み切れない。そのため、切り身が透けるほど薄く削いで刺身にする。句の河豚も、伊万里の大皿に盛られた河豚の薄作り、河豚の切身に菊模様が透けているのだろうが、それを言わないところがいい。「謂応(いいおう)せて何か有(ある)」は芭蕉の言葉。すべてをいってしまったら余韻がないということ。『玄魚』(きぬた)