人に家をかはせて我は年忘 芭蕉 大呂俳句会 投稿日:2016年12月21日 作成者: dvx223272016年12月21日 よくなかった一年でも、いいことのあった一年でも、ここで清算して新しい年を迎えようというのが「年忘れ」。一年のできごとを簡単に清算できるわけでもなく、来る年にもしがらみを引きずるのが本当だろうが、気分だけでも一年を忘れようということ。芭蕉の句「乙州が新宅にて 」と前書きがある。 「人に家をかはせて」とおどけたところがこの句の味わい。(m)