かりそめの小枝に二つ帰り花 長谷川櫂

この句の要は「かりそめ」という言葉。「かりそめの小枝」は「取るに足らないほどの小枝」ほどの意であろうが、「かりそめ」という言葉のひびきには、その意味以上になにやら儚い思いが感じられる。「帰り花」もまた儚いもの。「二つ」もまた儚い数。儚さが儚さに重なり合って、淡彩画のような一句が出来上がった。『新年』(きぬた)


この句の要は「かりそめ」という言葉。「かりそめの小枝」は「取るに足らないほどの小枝」ほどの意であろうが、「かりそめ」という言葉のひびきには、その意味以上になにやら儚い思いが感じられる。「帰り花」もまた儚いもの。「二つ」もまた儚い数。儚さが儚さに重なり合って、淡彩画のような一句が出来上がった。『新年』(きぬた)