木を倒す音静まりし冬の山 星野立子
斧を打ち込まれた大木が、木それ自体の重みでめりめりと音をたてて倒れ、最後には地響きをたてたのだろう。そのあと、しんと静まり返った冬の山。上五中七が季語の「冬の山」を修飾して、いくらか状況説明の感がないでもない。下五を「氷柱かな」などとおけば、取り合わせの句としても成立しそうである。(m)
斧を打ち込まれた大木が、木それ自体の重みでめりめりと音をたてて倒れ、最後には地響きをたてたのだろう。そのあと、しんと静まり返った冬の山。上五中七が季語の「冬の山」を修飾して、いくらか状況説明の感がないでもない。下五を「氷柱かな」などとおけば、取り合わせの句としても成立しそうである。(m)