冬ごもり眠れる龍のかたはらに 長谷川櫂 大呂俳句会 投稿日:2020年1月17日 作成者: dvx223272020年1月17日 「冬籠」は冬の間家にこもって暮らすこと、とくに雪の深い地方ではこの季語がよく働く。「眠れる龍」を起さないようにひっそりと暮しているのだ。「眠れる龍」は静かさを象徴的に表現したもの、春が来れば目覚めて「龍天に昇る」のである。作者の心の中に棲む龍ととらえてもいいだろう。(m)「季語 冬籠(冬)」