まいまい句会感想③
三日月に食べられさうな星ひとつ 冬菊
点が入っている句なのですが、今一つ実感がありません。
冬至風呂覚えなき傷沁みにけり 文夫
「覚えなき傷」は確かにある事ですが、少し含みのある言い回しのように思います。単純に擦り傷とかでも良いのではないでしょうか。
暖炉燃ゆ宿の主の与太話 ひろし
「暖炉かな」と置く工夫を。
はたた神鯉潜まりぬ村時雨 マッキラ棒
せせらぎの音も凍えり初冬かな マッキラ棒
二句とも季語が二つです。二つで悪い訳ではありませんがこの句の場合、秋の「はたた神」と冬の「時雨」、どちらも同じくらいの比重に感じます。どちらかの季節に統一するか、はっきりと秋か冬か季節が分かるようにお作り下さい。
冬ざるる物置台が撤去され ばふき
物置台が撤去されていよいよ冬ざれの感じになったという事でしょうか。なにが言いたいのかもう少し印象鮮明に。
(立)
