まいまい句会感想②
吊革がぐいと日焼けの腕・リュック 佐野さら紗
「吊革を」としないとおかしいと思います。「吊革をぐいと日焼けの腕(かひな)かな」でよいのではないでしょうか。
厚雲の天地鼓動す遠花火 マッキラ棒
厚く覆われた雲の中を花火の音が響いているという事でしょうか。天地鼓動がそぐわないように思います。
金魚玉変はらぬ妻の減らず口 文夫
俳句は愛でるもの。例えば「ああ言えばこう返す妻金魚玉」とか「もの言わぬ妻恐ろしき金魚玉」など一呼吸おいた表現を心がけてはいかがでしょう。
残照は烈火のごとし氷水 智生
頂いた句なのですが、季語が動くように思います。「季語が動く」というのはもっといい取り合わせの季語があるのではないかということ。
(立)
